真宗大谷派大垣教区では、宗祖親鸞聖人の教えを広く伝える教化活動をおこなっています。

 

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学習会など

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彰元さんのつどい

彰元さんのつどい
 
日時:2019年10月21日(月)午後1時30分より
日程:午後1時30分から午後4時終了予定
 
会場:明泉寺  岐阜県不破郡垂井町岩手631(0584-22-1445)
参加費:入場無料

講演:室田元美さん(ルポライター)
 
内容:開会に『私の子どもたち』、閉会に『反戦僧侶』を全員で合唱を行います。
どなたさまも、ご自由にお参りください。
 
問い合わせ:真宗大谷派大垣教務所 大垣市伝馬町11(0584-78-3363)
 
 
<開催趣旨>
 1937(昭和12)年7月7日に起きた「盧溝橋事件」を発端に日中全面戦争が始まります。同1年8月、日本政府は「支那軍の暴戻を膺懲し、以て南京政府の反省を促す為、今や断固たる措置をとるの已むなきに至れり」との声明を出しました。これは中国にたいする本格的な武力行使を意味し、理由は、日本は「東亜平和」のために中国に軍を駐留しているのにそれを理解しない中国が反日行動をするので、それを懲らしめて反省させるというものでありました。このように中国に対して差別的で独善的な理由をもって武力行使を正当化し、戦争を始めたのです。戦後、振り返れば明らかに侵略戦争であります。
 しかし、その当時、軍、政府、財界、メディアは「挙国一致」体制をつくり上げて戦争に突入、ほとんどの日本人は「支那事変」(日中戦争)を支持し、中国に敵意を表しました。竹中彰元師はそれでも「此の度の事変に就て他人は如何に考へるか知らぬが自分は侵略の様に考へる。」と発言したのです。「侵略」発言を直接聞いた僧侶たち、そのうわさを聞いた地域の人たちはどれほど驚いたことでしょう。
 「侵略」ならば国家の罪であり、その国民は加害者になります。戦時下で自国を加害者と認めるということはあり得ません。それを認めたら、もう戦争は出来なくなります。それでも元師は自国の戦争を「侵略」と認識し、自らを加害者であると有縁の人たちに伝えずにはいられなかったのではないでしょうか。もちろん、有縁の人にも加害者という身の事実に目覚めて欲しいと願って「侵略」発言をしたのです。これは彰元師の「慙愧」ではないかと考えます。親鸞聖人は“「慙」は内に自ら羞恥す、「愧」は発露して人に向かう。「慙」は人に羞ず、「愧」は天に羞ず。これを「慙愧」と名づく。「無慙愧」は名づけて「人」とせず、名づけて「畜生」とす。”(『教行信証』聖典257〜8頁)と教えています。彰元師は「内に自ら羞恥」し、「発露して人に向かう」行動をされたのです。
 それでは現在の私はどうなのでしょう。辺野古基地建設の黙認、外国人労働者に対する差別的扱い、難民受け入れ事実上の拒否等々、実は加害者なのでは?彰師が諸仏となって今、私を見つめています。
(佐竹 哲)
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